以前は、東京と大阪で分散してオペレーションを行っていましたが、会員数の拡大に比例し、業務量が大幅に増大していました。そこで、サービスレベルの向上を図り、顧客ニーズに速やかな対応するために、地方に500名～600名規模の大規模オペレーション拠点を設置する方針となりました。全国の候補地から比較検討し、愛媛県松山市に進出することになりました。2007年3月に松山空港近くのテナントに松山オペレーションセンターを開設し、その後2009年1月に新築した自社ビルに移転しました。
開設当初はコールセンターをメインとしていましたが、インターネットやスマートフォンの普及とともに、事務代行サービスの導入が増加しています。ここ10年、電話応対の比率は低下する一方で、BPO※センターとしての比重が高まっています。
また、2018年からは、松山市以外の県下5市町にサテライトオフィスを順次開設しました。地元求職者やU･Ｉターンの方々を採用することで、現在では、合計で約90名の人材がオペレーションの一端を担っています。
今後も県・市町と連携することで、雇用形態や働く場所にかかわらず、多様な人材の活用を進め、 地方での雇用創出・地域経済の活性化に寄与できればと考えています。
※BPO（ビジネス・プロセス・アウトソーシング：企業活動における業務プロセスの一部を一括して専門業者に外部委託すること）

開設以来１０年に渡り、業容の拡大に合わせて、必要な人材を継続して確保することができました。
（愛媛県松山市での開設の理由）
① 自然災害が少なく気候が安定している
② 地元求職者が多く、長期雇用を前提とした人材の安定確保が可能
③ 若年者雇用に対する行政の充実したバックアップ

勤勉でホスピタリティ精神に溢れる人材が多いです。

当社は県外企業ということもあり、採用活動にあたっては、地域における認知度を高めることに注力する必要がありました。それに対して、愛媛県・松山市の協力もあり、通勤圏に所在する学校関係にアプローチする機会を数多く提供していただいたことで、進出初年度から大規模センターを開設することができました。